今年の「マダムセツコ」のテーマは「匠」。ショコラティエが繊細な技術をあらゆる場面で披露し常に注目を集めました。その上、前夜祭のチョコレートファッションショーの参加やフランス ショコラティエ連盟から名誉会員に認定と大きなトピックにも恵まれました。
前夜祭は、10月27日に開催。第12回を迎える「サロン・ド・ショコラ パリ」の、今年のテーマは“12”にちなんで12か月のチョコレート、「チョコレートの四季」です。恒例のファッションショーでは、高い技術をもつショコラティエ12人が選ばれそれぞれが担当する月のテーマにちなんだオリジナリティあふれるチョコレートがサロンで発表されました。(12か月のチョコレートが入ったアソートメントボックスも会場で販売。)チョコレートドレスも同じ月のテーマで仕上げられ、前夜祭のファッションショーでは、四季を彩る華やかなチョコレートドレスのカレンダーが繰り広げられました。12人の代表は、今をときめくヨーロッパのトップショコラティエが勢ぞろい。その中でヨーロッパ以外は「マダムセツコ」のみが選ばれ、12か月中3月を担当。「春の散歩」というタイトルの“KIMONO”で出場しました。桜の花のようなピンクの着物の上に柔らかな白い羽衣、羽衣にはチョコレートで作られた繊細な家紋が配されています。「2004年フランスで最もセクシーな女性100人」に選ばれた美人モデル オリビア・アドリアコさんがまとって会場にあらわれると、会場は一段と大きな拍手に包まれました。