REPORT イベントリポート

2017年サロン・デュ・ショコラ パリへの出展情報

東京爛漫

コンセプト:“東京爛漫”

爛漫(らんまん)とは、花が咲き誇る様子、そして光輝くさまのことを言います。今、まさにトーキョーは、光を放ち輝いています。

満々と花開くトーキョーをイメージして、ショコラにも古来から花見の花であった“梅”やトーキョーの花である“桜”をテーマしにたショコラ、そして、トーキョーで培われた粋な装飾工芸を象徴するモチーフをつけたショコラなど、東京爛漫をショコラで表現しました。

メリーチョコレート柚子&山椒

No.1
柚子&山椒

“柚子”を皮だけではなく実を食べる感覚でとらえ、新たな柚子の魅力をショコラにしました。日本の名産地高知県北川村産の上品な香りの柚子を選び、果汁をフルーティーなエクアドル産カカオマスを使用したビターチョコレートのガナッシュに入れました。そこに高知県産の青い山椒の粒を仕込みの直前にすりつぶして入れ、フランス産のエキストラバージンオリーブオイルも加えました。最初、柚子果汁の味が広がり、清々しい青さを感じ、後に山椒がピリッと追い打ちをかける、次々と柚子の違った魅力が現われるよう工夫しました。

メリーチョコレートさくら

No.2
さくら

日本の伝統的な花、「桜」の花びらを蜜につけて、ピューレ状にし、エクアドル産カカオマスのビターチョコレートに合わせました。味わいに奥行きと、香りを出すために、抹茶がパウダー状になる前の茶葉「碾(てん)茶(ちゃ)」を抽出して混ぜ合わせました。ひと口食べると桜の香りがふわりと広がり、碾茶のうまみとさわやかな香りがあとから追いかけてきます。それはまるで春から初夏がやってきたような、季節の移り変わりをチョコレートで表現しました。

メリーチョコレート梅干し

No.3
梅干し

日本のプラム「梅」が主役のチョコレートを創り上げました。一層目は梅のおいしさを最大限に引き出した「梅干し」の最高級品「南高梅」を使用。梅肉をペーストにし、梅のエキスとブラジル産カカオマスのビターチョコレートを合わせました。二層目にはミルク感とさっぱりとした後味が特徴のパプアニューギニア産カカオマスのミルクチョコレートに、みりんを加えてコクを出しました。うめの酸味からみりんの味わいに変化し、また梅の酸味に戻ります。1粒で何度も味の変化が訪れる、興味深いひと粒に仕上げました。

メリーチョコレート和のプラリネ

No.4
和のプラリネ

日本の七種の宝、“七宝”<しっぽう>をイメージ。7つの素材の味わいが調和する和の二層のプラリネです。

下の層は、アーモンドを三河本みりん(伝統的な手法で作られた和のうまみの素)と和三盆糖(高級和菓子に使われる砂糖)でキャラメリゼしたものをベースに、ボリビア産カカオマスのビターチョコレート、ごまのプラリネ、火にかけた醤油を加えたプラリネです。

上の層は、本みりんと和三盆糖でシチリア産ヘーゼルナッツをキャラメリゼし、パプアニューギニア産カカオマスのミルクチョコレートにあわせたプラリネ。

いずれのプラリネもカリカリした食感が残るようナッツを粗挽きにしました。

トーキョーチョコレート

2009年10月「サロン・ド・ショコラ パリ」で誕生した「トーキョーチョコレート」。

国際的に開かれ、最先端なモードを常に世界へ発信しながらも、古くから築かれた町人文化も共存している都市「東京」をコンセプトにしています。

新しいものを生み出し世界へ発信していくエネルギーと、今までに築いてきた文化の融合、不思議な魅力をもつ「東京」。

その格式美や美意識を現代の日本の感性でアレンジしたチョコレートを、サロンで発表しています。

アワード クープ ド クール(外国人部門)&ゴールドタブレット受賞

2016年に開催された第22回サロン デュ ショコラ パリで、トーキョーチョコレートは、『LE GUIDE DES CROQUEURS DE CHOCOLAT』でアワード クープ ド クール(外国人部門)を受賞し、最高位の“ゴールドタブレット”を獲得しました。

トーキョーチョコレートみなも

みなも

パート ド フリュイと繊細なガナッシュを二層に重ねた彩りよく味わい豊かなチョコレートです。

時によって移りゆく水面にうつる東京の空の4つの色をチョコレートで表しました。

サロン・デュ・ショコラ限定商品

実演商品

こちらの商品は、ブースにて、ひとつひとつショコラティエが仕上げる2017年新作、サロン・デュ・ショコラ限定商品です。

さくら餅(抹茶ガナッシュ/日本酒ガナッシュ)

桜が香るピンク色の生地を薄く丸く焼き上げた柔らかな食感に仕上げました。生地にガナッシュをはさんで桜の葉で包んだ、さくら餅風のスイーツです。さくらの華やかな香りと、ガナッシュのまろやかな味わいのハーモニーが楽しめます。桜のチョコレートプレートがフォトジェニックな新商品。ブースでは、実際に生地を焼いてガナッシュを包む製造も行い、デモンストレーションも披露いたします。会場でぜひチェックしてください。

トーキョーチョコレートは今年のサロン・デュ・ショコラ パリで一層大活躍します。

<トーキョーチョコレート 参加スケジュール>

〇 今年の新企画「ラ・ジャパニーズエクスペリエンス」で「日本酒とチョコレートのマリーアジュ」のセミナー実施

スケジュール: エクスペリエンスジャポンにて連日 15:30~ 90分

チョコレートとそれに合う日本酒を紹介し、テイスティングや日本酒を温めて飲む、日本の伝統的な飲み方“燗酒<かんざけ>”もデモンストレーションいたします。

日本酒はIWCの日本酒部門で10年間受賞を重ねている出羽桜酒造の銘酒、また、今年はフランスで初めて行われた日本酒のコンクール 蔵マスターとも共同して楽しいイベントを展開します。

〇 ペイストリーショーでPlat sucré traditionnel japonais au chocolat《Véline au matcha》を披露

スケジュール : ペイストリーショーにて
10月31日(火)11:00~

ヴェリーヌ オ マッチャ

ヴェリーヌ オ マッチャとは

日本で昔から食べられてきたスイーツを、フランス風にアレンジした今年の新商品。葛きりの上に自慢の抹茶ガナッシュやシロップ漬けしたフルーツをトッピングして、伝統的な和スイーツの「あんみつ」のように仕上げました。

トーキョーチョコレートのブースで実際に作る、デモンストレーションも楽しめます。できたてをお召し上がりください。

2017年サロン・デュ・ショコラ トーキョーチョコレートのブース