2005年末の募金では、チョコレートの原料となるカカオ豆の原産国であるガーナ共和国のアコチ村に小学校附属の図書館を建設しました。
現地の子供たちに少しでも教育の機会を与えられるようにとの思いでこの支援を行ってまいりましたが、2007年2月、その図書館建設が完了し、棚、机、いすなどの必要な備品が搬入されましたのでご紹介いたします。

この地域では、初等教育の施設や適切な教材、補助教材の不足により、公用語である英語の読み書き能力の育成にさえ困難を抱えていました。

プロジェクトを実施した、同地域の農村地区にあるアコチ小学校でも、ガーナ政府から配布された教科書数に限りがあり、１冊の教科書を複数の子どもたちで共有しなければなりませんでした。そのため、子どもたちは授業以外の場で学習することができず、習ったことを身につけるための復習さえもできませんでした。また、学校には教科書以外の副教材や児童図書がなかったため、興味や関心にそって学習の幅を広げることが困難であり、結果として子どもたちの学力は都市部に比べて格段に劣っていました。こういった状況を改善するため、このプロジェクトでは、アコチ小学校に図書館を建設し、図書や教材の支給を行いました。

図書館建設中の様子

完成したアコチ小学校附属図書館

落成式には多くの人が参加しました

図書館内部の様子。落成式の後、参加者が図書館の内部を見学しました。教科書や様々な本が並んだ書棚を見て、賞賛の声が多くあがりました

図書館に掲げられたプレート

図書館で熱心に勉強をする様子

現地のみなさんの声