東京大学×メリーチョコレート共同研究ニュース
2018.3.5
東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林樹芸研究所にて、カカオを収穫しました。
2015年から始めた国産カカオの取り組みも3年目を迎えました。
まずは3月5日にカカオを収穫。今回は最近収量の伸びてきた「トリニタリオ」という品種のカカオが多く収穫できました。
(細長い形のもの)
カカオポッドはメリーチョコレートに持ち帰り、カカオ豆を取り出して、発酵を実施しました。
2週間後の3月20日南伊豆の樹芸研究所で、東京大学のゼミのメンバーに向けてチョコレート作りの講義を実施しました。
今回はガーナ産のシングルビーンを使用したビーン・トゥ・バーを行いました。
これは東京大学の授業の一つで普段何気なく食べているチョコレートが自分たちの手に届くまでにどれだけの過程を経ているかを意識させ、「気づき」を与えるという目的で開講されており、実践が行われました。
学生にロースト→ハスク剥き→磨砕→テンパリング→モールディングを実際に全て手作業で実施し、チョコレートが出来るまでの様々な工程を体験していただきました。
出来上がったチョコレートを実際に食べた感想は、「今まで食べたチョコレートとは違う食べ物のようだ」というもの。
普段、口にしているチョコレートは磨砕の後に丁寧にコンチェという機械で練り上げているため口どけがなめらかであることや、産地ごとの簡単なテイスティングを実施して、カカオは産地によって味が違い通常食べているチョコレートは産地の違うカカオ豆をブレンドして味わいに奥行きを出していることなど、普段は気づかないチョコレートについての知識を深めました。